あくまでどうにか食べる方法、どうにか消費する方法です。
どのくらい苦く出来上がってしまったのかにもよりますが
私が失敗した手作り豆腐はにがりを入れすぎたため、おいしく食べることにはたどり着けず
捨てるのは気が引けるから、どうしても食べられない状態から、かろうじてどうにか食べられる状態にして消費したという話になります。
事の経緯から書きます。
手作り豆腐を作ってみようと思いました。
大豆固形分10%以上の豆乳と、にがりを用意しました。
「にがり」とは、商品によって色んな濃度のものがあるようです。
商品によって、どのくらいの量のにがりを入れるのか異なることを知らなかった私は
豆乳500mlに対して、にがりを20mlも入れてしまいました、商品によってはそれで良いものもあるのかもしれませんが、私が使用したにがりは濃度が高いので豆乳500mlに対して5ml程度が適切な量でした。そこを4倍もの量のにがりを入れて豆腐を作ってしまいました。
通常は豆乳に対して、にがりを入れる割合は1%程度が目安のようです。豆乳100mlに対して、にがりが1mlです。しかし、先に述べましたように商品によってにがりの濃度が異なるため、ご自身が用意した商品と同じものを使って豆腐を作ったレシピを参考にしたほうが良いと思います。
にがりを入れすぎた手作り豆腐の苦みを軽減する方法
豆乳500mlに対して、にがりを20mlも入れてしまいましたが加熱後は豆腐は固まっていて見た目はおいしそうでした。その時はまだ20mlでは多すぎることを知らなかったので
「やったー、できたー、おいしそう」と、わくわくしながら一口食べてみました。
そして苦い(笑)
とても苦い。
豆乳も、にがりも商品はとても良いもので、私が作り方を間違えたことが苦くておいしくない手作り豆腐を作ってしまった原因です。
しかし、せっかく大豆固形分10%以上の豆乳を用意して500mlも使っておいて、失敗して捨ててしまうのは気が引ける。
どうにか食べようとしたのですが、ものすごく苦くてこのまま食べるのは難しいです。
にがりを入れすぎて苦い手作り豆腐を水切りしてみる
私が作った手作り豆腐は水切りなしで型にも入れない手軽に作れるやわらかい豆腐でしたが、水切りをしたら水が抜ける分、にがりも抜けるのではないかと考えて
豆腐をキッチンペーパーに包んでからザルに入れて一晩水切りしてみました。
やわらかい豆腐なので直接網に入れたら網の隙間から落ちていきそうだったので、キッチンペーパーに包んでからザルに入れてボウルにのせて、水分がボウルに溜まるようにして冷蔵庫に入れて一晩置きました。
翌日、水分は、たっぷりと抜けていました。
これだけ水分が抜けたのだから、にがりの苦みもちょっとは抜けたのではと期待して一口食べてみましたが、全く苦みは変わっていないように思いました(苦笑)
にがりを入れすぎて苦い手作り豆腐を水に浸けてみる
にがりを入れすぎた苦い手作り豆腐に水切りで苦みを軽減することは失敗してしまいました。
それでも材料がもったいないから、どうにか捨てることは回避できないかと考えて
30分程、水にさらしてみました。
水分を切る前の豆腐だったら水に浸けたら溶けてしまいそうですが、水切りをしているので水に漬けてもギリギリ溶けない範囲内でした。水切りしてもやわらかい豆腐ですが、それでも水切り前よりは固形感が強くなっています。
30分後、一口食べてみました。やはり苦いけど少し和らいだような気がしなくもない。しかし本来の4倍もの量の、にがりを入れているので、どうやってもやはり苦いです。
にがりを入れすぎて苦い手作り豆腐に、めんつゆをかけてみる
ごく普通のめんつゆをかけてみました、めんつゆの甘みがあったらどうにか食べられるのではないかと考えました。
めんつゆをかけると、めんつゆの甘みで、どうにか食べられました。
おいしくはないけど食べられる、と思う味でした。
2回目の豆腐作りでは、にがりの割合を1%に、豆乳100mlに対して、にがりを1ml入れて
豆乳の味が濃厚で苦みもなくおいしい手作り豆腐が出来上がりました。
それ以降は、おいしい手作り豆腐を作って楽しむことができています。
出来立てを温かいうちにそのまま食べてもとてもおいしいし、水切りするとより一層クリームみたいな濃厚さが出て、これもまたおいしいです。水切り有りと無しとで、どちらがおいしいというよりも、どちらもそれぞれの良さがあっておいしいです。
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